不動産屋のフリートーク

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民泊新法


一般住宅に有料で旅行者らを泊める「民泊」を全国で解禁する住宅宿泊事業法
(民泊新法)が6月15日に施行されました。

この法律ではホテルや旅館を原則営業できない住居専用地域でも、家主が
自治体に届け出れば、年180日を上限に民泊の営業が可能となります。

民泊

こういう感じです。


ですが 観光庁によると全国で届け出件数は2707件(6月8日時点)、
うち受理したのは1134件で 低調なようです。


日本人は 規制緩和に対して総論は賛成ですが 各論になるといつも
反対になります。外国人観光客が増えるのは良いが 隣に外国人が
宿泊するのは皆 嫌なのでしょう。

分譲マンション住民なんかは 一部アンケートによるとだいたい8割以上が
民泊禁止を規約に入れて欲しい(すでに入れた)そうです。


また、家主側のネックは 年間の営業日数180日の上限です。
やはりこの日数では採算があわないようです。


しかし、この報道だけみると民泊いまいちなのかな と思いがちでしょうが
大阪市は少し違います。

大阪市等はこの民泊新法より先(2016年)に 国家戦略特区として 
特区民泊 (正式名称:国家戦略特別区域外国人滞在施設)ができています。

これは簡単にいうと旅館業法の特例です。 いろいろ規制はありますが
本気で民泊(事業として)やる人には良い法律だと思います。

詳しくはこちら

そして この民泊をビジネスチャンスと捉え 仕掛けている人は
私の周りにもいます。

たしかに大阪の宿泊施設の稼働率は全国一位です。

しかし これに神戸まで等の阪神間(兵庫県)を加えるデータが分からないので
前のめりになり過ぎても とも思うのですが・・



それでも外国人観光客は増えるため 今後、大阪市内で宿泊施設の需要が
増えるのは間違いありません。


所有者不明の土地


先日、「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法」が参院本会議
で可決成立しました。 

所有者不在の土地があるのは 所有権移転登記、中でも相続登記ができて
いないのが主な原因です。

相続を繰り返すと 一筆の土地に数十人の権利者がいることも
めずらしくありません。

そうした土地は、2016年時点で約410万haと九州全土よりも大きいとされ、このまま
対策を講じなければ北海道相当の規模にまで拡大するとされています。


空き家問題は住宅地でさえ 深刻になっています。 

これに加え 土地活用が難しい市街化調整区域に 所有者不在の土地が
増えると 今、ニュースで話題になっているような犯罪の温床に
なるかもしれません。




国土交通省が2月に行った「空地所有者へのWEBアンケート」によると
空地所有者のうち 47.4%が「土地を所有することに負担を感じた
ことがある。」と回答しています。

また76.6%が「土地所有権の放棄を認めてもよい。」とも答えています。

もちろん政府も 利用権の設定などそのような土地を有効活用しようと対策
を考えています。


ですが 最終的には所有者不明の土地なんかは 国や地方公共団体が
職権で売却できるくらいまで踏み込まないと この問題は解決しないでしょう。




ノーベル平和賞について


少し前の記事ですが イギリスのブックメーカーの一部予想では
2018年のノーベル平和賞の受賞者、1位が「金正恩と文在寅」、
2位がトランプ大統領だそうです。


ノーベル平和賞自体、平和に対するシンボリックな存在でもなくなって
きているので個人的にはどうでも良いと思っています。

しかし 現役の大統領や政治家が受賞するのは良くないでしょう。


なぜなら
「誰のおかげで平和になったか?」(その反対も)というのは
かなり時間がたった後でしか分からないからです。



2009年、 当時「核兵器のない世界の平和と安全」をスローガンに挙げていた
オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞しました。


その後 因果関係は直接的ではありませんが 国際政治では
シリア問題、ISの拡大、北朝鮮の核開発問題、中国の南シナ海問題等
がおきました。

これらは オバマ大統領がノーベル賞を受賞し、そしてアメリカが世界の
警察官を辞めていったのが間接的な原因です。


この他、歴史をさかのぼると なんでこの人にノーベル平和賞を与えたんだ
という人はたくさんいます。


第28代アメリカ大統領、ウィルソンは第一次世界大戦後のさまざまな和平会談や
国際連盟創設等に尽力をつくしたことでノーベル平和賞を受賞しました。


しかし 議会の反対もあって アメリカは国際連盟に参加せず、
その後いろいろあって 第二次世界大戦も勃発してしまいました。

これも間接的にはウィルソンの 政策がイマイチだったからだと思います。
(ウィルソンの14か条・ヴェルサイユ条約などが中途半端だった) 
これは個人的意見ですが・・



なので百歩譲って 金正恩と文在寅やトランプ大統領にノーベル平和賞をわたすに
せよ 10年~20年後くらいが良いと思うのですが・・・




十字軍はなぜグダグダだったか?


高校生が世界史の勉強していて 何がしたかったのか
意味が分からないのが「十字軍の遠征」だそうです。

十字軍は聖地エルサレムを、イスラム支配から奪回する目的で結成されました。

当初、東ローマ皇帝は傭兵の派遣を要請しただけだったのですが
大事になってしまい 正式な軍隊だけでなく民衆や少年までも参加したりして 
グダグダになってしまいました。

結局 最終的には聖地回復にも失敗したり 正式には7回あった遠征の回数が
8回説があったりします。

これがわけがわからない理由です。

そもそも十字軍がおおげさになった理由は
民衆のキリスト教に対する信仰心の強さからです。


もう一つの理由は ヨーロッパの農業生産性があがり
人口が増えたからです。

ヨーロッパの土地は非常に痩せていてたので 一度畑をつくったら、
しばらく土地を休ませなければいけませんでした。

それが三圃制に結びついたわけです。

この他 鉄製農具や水車などが普及し
農地がどんどん拡大していきました。


こうして飢饉がおこらなくなり子供が増えたわけです。


そこで土地をどう分けるかという問題が発生します。


しかし お父さんは均等に子供に土地を分けることはせず
土地は長男に一人に全部つがせ次男坊以下は村から追い出したのです。


そして 行き場を失った若者は土地を求めたのです。

この連中が十字軍に多く加わりました。

というか主力でした。

つまり 帰る場所がなかったのです。

だから十字軍は200年近くもやり グダグダだったのです。

しかし内容は別として 十字軍の結果ヨーローパがどうなったかは重要です。
試験に出ます。 教科書で勉強してください。


今回は文章は別として 内容は教科書どおりです。







スンニ派とシーア派


イスラム教徒の数はあと数十年で世界の人口の30%にまで達するとも
言われています。

今後、海外に限らず日本国内でビジネスをしている人達も イスラム教徒が
顧客となる機会が ますます増えるでしょう。


6世紀後半、アラビア半島のメッカで ムハンマドは唯一神アッラーの啓示受け
イスラム教を創始しました。

ムハンマドがアラビア半島を統一したと同時にイスラム教も広まりました。

その後 イスラム教は エジプトなどの北アフリカ・ぺルシャなどの西アジア
そしてインドまであっという間に 広まりました。

聖典「コーラン」では 唯一神アッラー、天使、啓典、預言者、来世、定命
の六つを信じること、信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼の五つのことを
義務づけています。

これを「六信五行」と呼びます。

この他に豚肉を食べることや飲酒、偶像崇拝を禁止しているのが特徴です。



そして、イスラム教を二分する スンナ派とシーア派に分かれたのは
は四代カリフのムハンマドのいとこアリーが暗殺されたことに端を発します。


アーリーの子孫こそが正統なカリフ(ムハンマドの後継者)と主張するのが
シーア派。それ以外の多数がスンナ派になりました。


教科書はこの説明ですが このシーア派、ほとんどがイランに分布していて 
イスラム教徒全体の1~2割の少数派です。

シーア派=ほとんどイラン人です。

そして このイランのシーア派の人達は 1日5回礼拝するのが3回だったり
お酒も飲んだり ラマダーンも中途半端だったり 少しゆるいのです。


これはイラン(ペルシャ)という国の特徴でもあります。


ペルシャ帝国の歴史は古く その誕生はイスラム教が誕生するはるか前です。
アケメネス朝ペルシアが紀元前550~、その前のメディアなんかは前8世紀、 
古代オリエントの時代から繁栄していたのです。


その時にペルシア人が 信仰していた宗教はゾロアスター教です。

この宗教の特徴は イスラム教徒同じ一神教ですが 「善悪二元論」など
どちらかち言うと キリスト教に近い宗教です。

そして イランと言う国はイスラム教を信仰していた期間より
ゾロアスター教を信仰していた期間が長いわけです。


だから イスラム教がイランに入ってきたとき みんなはしぶしぶ入信したと
思います。 反対に布教する側は イスラム教を少しゆるくして広めたはずです。


現在 イランは 女性の服装もおしゃれだったり ビールを飲んだりもします。
他の厳しいイスラムの国々とは少し違うのです。(と思います。)
この他、ゾロアスター教の慣習も残っているそうです。

なので イスラム教に対しスンニ派は厳格でシーア派は少しゆるいと
覚えても良いかもしれません。




このブログは学術的な根拠は全くありません。特に後半部分。
大阪の不動産屋が書いています。 関心のある方は自分で調べてください。





フランス、実はケンカが弱い説


学生であれば 弱いくせに いつもケンカの強いやつらとつるんでいる
ため なぜか強そうに見えるやつ。


社会人であれば 実は仕事がそれほどできないくせに 常に優秀な上司や部下が
まわりにいるおかげで できる人に見えるやつ。


これが世界史でみる 近世以降のフランスの立ち位置です。

イギリスと競って海外に植民地を取得した時代がありました。
ですが 結局 北アメリカ大陸やインドなど有力な土地はイギリスにとられました。

ヨーロッパ最強と言われた皇帝、ナポレオンも
戦線を拡大しすぎた結果 結局ロシアに負けました。

その甥、ナポレオン3世もまぁまぁ強かったのですが
プロセイン軍の捕虜になって 負けてしまいます。(普仏戦争)


第二次世界大戦では パリは一時期 完全にヒトラーに占領されました。


また 現在、EUの諸問題などにおいて発言権があるのはフランス大統領では無く 
常に ニュースに登場するのはドイツのメルケル首相です。

ですが フランスは G7、国連の常任理事国、核保有国等 誰もが認める大国です。

そして、いつの時代も強そうです。でも 実はそうでもないのです。
戦争は単独では負越しています。

しかし、これはすべての人が見習わなければいけません。




世界史を勉強すると こういうフランスの立ち回り方なんかが学べるわけです。


だから 役に立つのです。


たぶん・・・・・



ニューディール政策


1929年10月、ニューヨークの株式市場が大暴落しました。
そして アメリカ経済は一気に不況に陥り その影響は世界各国に及びました。 
ソ連以外。(ソ連は完全に社会主義国になっていたため影響を受けなかった。)


そこで 1932年のアメリカ大統領選挙で ニューディール政策を掲げ 
フランクリン=ルーズベルトが当選するのです。

ニューディール政策では まず失業者の救済のため テネシー川の開発などを
中心とした大規模な公共事業を実施しました。

また 農業調整法や全国産業復興法が制定され生産量や価格の調整が
図られました。(教科書通りに記載してます。)

これで アメリカの失業率は少し回復しました。


しかし 失業率だけ考えると ヒトラーの実施した経済政策の方が
1枚も2枚も上手でした。(民主主義では無かったからですが・・)

詳しくはこちら「ナチス・ドイツの経済」を参照。



アメリカのGDPはニューディール政策ではそれほど上がりませんでした。

アメリカのGDPが世界恐慌後 急速に伸びたのは
第二次世界大戦開戦後です。

アメリカが伸びたのは経済政策より
戦争のおかげなんです。


このブログ、少しネタ切れなので
しばらくはプチ世界史ネタでいきます。


おわり

福音派


「聖書のみが正しく 救済は信仰によってのみ得られる」
と主張する人たちをキリスト教の福音派と言います。(簡単に言うとです。)

イギリスではこの主義者たちをピューリタンと呼んでいました。 この人たちは
なんだかんだあって結局 国王やイギリス国教派と政治的には対立しました。



1620年、このピューリタンを多く乗せたメイフラワー号はボストン郊外の街、
プリマスに上陸しました。

その後、アメリカには イギリスから政治的・宗教的自由を求めてどんどん人が
やってきました。そしてアメリカ東部海岸にはイギリス領の13の植民地が
建設されたのです。


この13植民地がアメリカ独立の起源です。

なので メイフラワー号でやってきた人達は
「信仰深きアメリカ人の始祖」として神格化されるわけです。


特にこの人たちを崇拝しているのが アメリカの福音派の人たちです。
特徴は アメリカファーストで信仰心が強い人たちです。



この福音派の人は 敬虔なクリスチャンで聖書のヨハネ黙示録最後の審判
なんかも純粋に信じています。(私なんか全然意味が分からないけど)


この中にイスラエルを異教徒から守らなければならないという
主張もあるようです。これが福音派の親イスラエルの理由です。




この福音派の人たちはアメリカの東南部を中心に 人口の約1/4いると言われています。


現在、トランプ大統領の最大支持基盤は この人たちです。

なのでトランプ大統領 個人(ブレーンはそうでもない)は世界情勢でもなく
ウォール街でもなく この人たちを見て仕事をしています。

つまり 国内外問わず政策を決めています。

・イランとの核合意破棄
・イスラエルの首都移転
・メキシコ国境への壁
・TPP離脱

などです。

米朝会談なんかは関係ありませんが 後に朝鮮半島から
の米軍撤退なんかを言い出した場合は 福音派の孤立主義
に即してきます。



なので極論ですが
本当に国際政治を語るのであれば 聖書を読むべきなのです。



もちろん 私は読みません。




三十年戦争

        30年戦争


三十年戦争とは17世紀前半に 現在のドイツを中心におこったヨーロッパ
最大の宗教戦争。 当初、カトリック対ルター派(プロテスタント)の新旧両派諸侯間
の対立から始まったが デンマーク・スウェーデン・フランスなどが加わり
国家間の勢力争いの要素が強くなりました。

1648年のウェストファリア条約で講和条約締結。
神聖ローマ帝国は事実上解体され オランダ・スイスが独立を認められる等
によりヨーロッパの主権国家の独立が実現しました。

以上で試験対策はバッチリです。


ですが この戦争が影響を与えたものを もう少し掘り下げると・・・

この戦争中 「人間が生まれながらにして持っている権利を保障する法」=自然法
という考え方がでてきました。 これが基本的人権や生存権に発展していきました。

そしてさらに 「国家の方がぶつかっている時に戦場において この生存権はどうなるか?」
という問題がでてきます。 国家法では通用しない(国民を守れない)からです。


そこでグロティウスというオランダの法学者が この自然法の考えを基礎として
戦時中でも守るべき国際法規を確立したのです。

この後、国際法は試行錯誤を繰り返し 20世紀の初頭あたり
(第一次世界大戦後)に約3世紀ほどかけ完成しました。(守る守らないは別にして)


現在これは 「侵略者があらわれた時 みんなでぶちのめしに行く」という
国連憲章の集団的安全保障の考え方として生きています。


これが日本の憲法解釈問題で揺れている集団的自衛権のことです。
(日本では集団的自衛権=集団的安全保障ではありません。 憲法9条があるため)

この集団的安全保障の考え方、 ヨーロッパは戦争で血を流して得たものに対し
日本はこれを輸入しただけなので イマイチ理解されないわけです。


三十年戦争はこういう影響もあるのです。



マニアック過ぎる話でゴメンナサイ。



おわり