三十年戦争

        30年戦争


三十年戦争とは17世紀前半に 現在のドイツを中心におこったヨーロッパ
最大の宗教戦争。 当初、カトリック対ルター派(プロテスタント)の新旧両派諸侯間
の対立から始まったが デンマーク・スウェーデン・フランスなどが加わり
国家間の勢力争いの要素が強くなりました。

1648年のウェストファリア条約で講和条約締結。
神聖ローマ帝国は事実上解体され オランダ・スイスが独立を認められる等
によりヨーロッパの主権国家の独立が実現しました。

以上で試験対策はバッチリです。


ですが この戦争が影響を与えたものを もう少し掘り下げると・・・

この戦争中 「人間が生まれながらにして持っている権利を保障する法」=自然法
という考え方がでてきました。 これが基本的人権や生存権に発展していきました。

そしてさらに 「国家の方がぶつかっている時に戦場において この生存権はどうなるか?」
という問題がでてきます。 国家法では通用しない(国民を守れない)からです。


そこでグロティウスというオランダの法学者が この自然法の考えを基礎として
戦時中でも守るべき国際法規を確立したのです。

この後、国際法は試行錯誤を繰り返し 20世紀の初頭あたり
(第一次世界大戦後)に約3世紀ほどかけ完成しました。(守る守らないは別にして)


現在これは 「侵略者があらわれた時 みんなでぶちのめしに行く」という
国連憲章の集団的安全保障の考え方として生きています。


これが日本の憲法解釈問題で揺れている集団的自衛権のことです。
(日本では集団的自衛権=集団的安全保障ではありません。 憲法9条があるため)

この集団的安全保障の考え方、 ヨーロッパは戦争で血を流して得たものに対し
日本はこれを輸入しただけなので イマイチ理解されないわけです。


三十年戦争はこういう影響もあるのです。



マニアック過ぎる話でゴメンナサイ。



おわり








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