スンニ派とシーア派
イスラム教徒の数はあと数十年で世界の人口の30%にまで達するとも
言われています。
今後、海外に限らず日本国内でビジネスをしている人達も イスラム教徒が
顧客となる機会が ますます増えるでしょう。
6世紀後半、アラビア半島のメッカで ムハンマドは唯一神アッラーの啓示受け
イスラム教を創始しました。
ムハンマドがアラビア半島を統一したと同時にイスラム教も広まりました。
その後 イスラム教は エジプトなどの北アフリカ・ぺルシャなどの西アジア
そしてインドまであっという間に 広まりました。
聖典「コーラン」では 唯一神アッラー、天使、啓典、預言者、来世、定命
の六つを信じること、信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼の五つのことを
義務づけています。
これを「六信五行」と呼びます。
この他に豚肉を食べることや飲酒、偶像崇拝を禁止しているのが特徴です。
そして、イスラム教を二分する スンナ派とシーア派に分かれたのは
は四代カリフのムハンマドのいとこアリーが暗殺されたことに端を発します。
アーリーの子孫こそが正統なカリフ(ムハンマドの後継者)と主張するのが
シーア派。それ以外の多数がスンナ派になりました。
教科書はこの説明ですが このシーア派、ほとんどがイランに分布していて
イスラム教徒全体の1~2割の少数派です。
シーア派=ほとんどイラン人です。
そして このイランのシーア派の人達は 1日5回礼拝するのが3回だったり
お酒も飲んだり ラマダーンも中途半端だったり 少しゆるいのです。
これはイラン(ペルシャ)という国の特徴でもあります。
ペルシャ帝国の歴史は古く その誕生はイスラム教が誕生するはるか前です。
アケメネス朝ペルシアが紀元前550~、その前のメディアなんかは前8世紀、
古代オリエントの時代から繁栄していたのです。
その時にペルシア人が 信仰していた宗教はゾロアスター教です。
この宗教の特徴は イスラム教徒同じ一神教ですが 「善悪二元論」など
どちらかち言うと キリスト教に近い宗教です。
そして イランと言う国はイスラム教を信仰していた期間より
ゾロアスター教を信仰していた期間が長いわけです。
だから イスラム教がイランに入ってきたとき みんなはしぶしぶ入信したと
思います。 反対に布教する側は イスラム教を少しゆるくして広めたはずです。
現在 イランは 女性の服装もおしゃれだったり ビールを飲んだりもします。
他の厳しいイスラムの国々とは少し違うのです。(と思います。)
この他、ゾロアスター教の慣習も残っているそうです。
なので イスラム教に対しスンニ派は厳格でシーア派は少しゆるいと
覚えても良いかもしれません。
このブログは学術的な根拠は全くありません。特に後半部分。
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