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契約書に文章が多いのは誰のせい?


我々が 自分で作成したり、仕事でよく目にする契約書類といえば
不動産売買契約書、工事請負契約書、金銭消費貸借契約書 保険契約書などです。

これら契約書、 「約款とか特約の文章が多い」のが特徴です。
そして「ハンコ押す箇所多すぎ」 「契約の時間(締結まで)かかりすぎ」です。

なので私は「こんなの全部読むやつなんかおらんやろ。 ほんとめんどくさい。」
「トラブらないやろ」と いつも思っています。

宅地建物取引士としてはダメなのですが・・



これは他業種の方も本音は同じではないでしょうか。



日本では契約締結する(相手と何か取り決めをする)際、 
昔からこんなに書類が多かったわけではありません。

江戸時代、堂島米市場での取引なんかは原則 口頭での信用取引です。
また、庶民同士の物の貸し借りなんかは ほとんどが口約束です。


それで世の中うまくまわっていました。(はずです・・・)


このなんでもかんでも書面でかわす文化、契約書文化は
アメリカからやってきました。(たぶん戦後だと思います。)

法律はヨーロッパからも多く輸入されていますが
契約書の内容はほとんどアメリカからです。


「じゃ なぜアメリカからの輸入が多いのか?」
「なぜ アメリカは契約社会なのか?」

それは
「アメリカは移民が多く 多民族国家なので 書面で残しとかないと後々
トラブルになるから」です。

が 一般論ですが 理由は他にもあります。




16世紀、 スイスで宗教改革をおこしたのがフランス人カルヴァンです。
そして カルヴァンは 「人間は生まれる前に天国に行くか 地獄に行くか などは
予め神によってすでに定められている」でおなじみの 予定説を説きました。

しかしこの内容では 信者は身も蓋もなくどうすることもできなかったため
予定説は通俗化していきます。

と同時に そしてこのカルヴァンの考えは ピューリタンとしてイギリスから
アメリカにわたります。これが福音派です。




そして予定説は
「神は人間に救いの約束を与えた」だから「人間は神に従うことを約束する」
という神と人間の相互契約へと発展していったわけです。


これがアメリカの契約書文化の根源なのです。



だから現在、 契約書の文章が多いのは カルヴァンのせいです。



おわり















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