鄭和の大航海
中国の一帯一路政策の海の方のやつ。「21世紀海洋シルクロード」は
中国沿岸部から東南アジア、スリランカを通りアラビア半島・アフリカ
東部を結ぶ計画です。

この図を見た時、世界史詳しい人(マニア?)なら
「ん? これ似てるな」と思ったでしょう。

15世紀 明の時代、永楽帝に命じられて諸外国(上記図)大航海
に赴いたのが宦官として仕えていた鄭和でした。
鄭和は顔の濃い 色目人でイスラム教徒でした。靖南の役で成果を
出して永楽帝に認められ南海遠征(上記図)の指揮官に任じられ
活躍しました。
第一次航海は 大船62隻、2万7800人の大船団でした。
後の大航海時代のポルトガル船が250人程度(それでも海賊よりは強かった)、
現在のアメリカの原子力空母の乗組員が5,6千人です。 当時
鄭和の艦隊がいかに大規模で中国の造船技術が高かったのか
が分かります。
この大艦隊で明の皇帝は 各国に朝貢を求めたわけです。
そりゃ ビビるでしょう。
現在の一帯一路政策、 海の方は進捗が今一つのようです。
ですが目標は2049年なので 中国は明の時代のように
着々と陸・海ともユーラシア大陸での覇権を目指すでしょう。