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アングロ・イラニアン石油会社


先日、テレビの金曜ロードショーで放映された映画
「海賊と呼ばれた男」。

海賊と呼ばれた



原作は百田尚樹氏のベストセラー小説です。


海賊と呼ばれた本

モデルは 出光興産(株)創業者「出光佐三」です。


原作の小説は本屋大賞を受賞した時に読んでいた
のですが映画は見ていませんでした。

戦後のアメリカ石油資本VS田岡商店(出光興産)の攻防
がリアルに描かれ映画も小説同様面白かったです。

ですが テレビなのでカットされていたのか
「イランに自ら石油を買付に行くことが なぜイギリスを怒らせるのか?」
の点が分かりにくかったと思いますので説明します。
(すでにネットで調べているかもしれませんが・・・)


19世紀末、列強による植民地支配の時代、
イランをめぐってロシアとイギリスが対立していました。
(ここから説明します。)

しかし 日露戦争に負けたロシアは
中東方面の南下政策を緩めます。

この時にイギリス資本のアングロ・イラニアン石油会社が
イランでの石油採掘権を独占しました。

社名の通り
アングロサクソン人によるイラン開発です。

現在、F1レースで有名な BP/カストロールの前身です。

そして、第二次世界大戦が始まるとイギリスはイランを占領します。

イランの国王を傀儡とし
石油採掘権を握り続けました。

「日本の満州事変とどう違うねん」というのは 
私はネトウヨではないので さておき・・・

戦後 イランもアジアやアラブの国の独立運動に影響をうけました。

そして
1950年代 モサデク首相はアングロ・イラニアン石油を国有化します。

これにイギリスが激怒。軍艦を派遣し イランに石油を買付けにきた
タンカーは撃沈すると表明しました。


こんな状況で堤真一はイランに向かうわけです。
そりゃ ビビるでしょう。
史実ではこれを日章丸事件といいます。

これが みんながビビっていた理由です。
映画はこの時代で終わりです。



が 自称何でも知っている不動産営業マンなので
(今日は暇なので)その後の史実も説明しておきます。

この後 CIAやイギリスのMI6の工作により
モサデグ首相は失脚します。
傀儡のパフレーヴィー2世政権を樹立。

そして イランの石油採掘権は、イギリス・アメリカ資本に移ります。

ここでアメリカ資本が入ってくるわけです。

そして1979年イラン革命で 傀儡の国王は国外追放。
石油会社は名実ともに国営企業として発展していくわけです。

このことが 現在のアメリカVSイランの対立の
きっかけになっていくのです。


ちなみに ちまたでよく言われる陰謀論
「アメリカの石油資本が世界経済を左右する」
というのを 時々見ます。(主にネットとかで)

ですが 今はそこまで力はないでしょう。


70年代ぐらいまでがピークでしょう。


おわり





















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