ロシアの「タタールのくびき」に学ぶ

モンゴル政権のキプチャクハン国が1243年に建国されるとロシアは
240年もの間その支配下に置かれました。
この時代のモンゴル人による支配のことを「タタールのくびき」と呼んでいます。
タタールはモンゴル人を含む中央アジアの遊牧民の異称。
くびきは馬や牛をつなぐための道具です。
つまりロシア(モスクは大公国)はモンゴル国家に
首根っこをつかまれ生殺与奪権を握られていたわけです。
(そこまで厳しくなかった説有)
現在であればサラリーマンの上司、
我々であれば超得意先との関係がこれににあたるでしょう。
これがロシア人にはコンプレックスとなり
そして飛躍するバネにもなりました。
この支配に モスクワ大公国は腐らず まじめにキプチャクハン国
の手足となって動き 信用を勝ちとり自立します。
まさにビジネスマンの鏡です。
その後領土を拡大していき 15世紀にロシアを統合します。
そして 東ローマ帝国から後継者を意味する「ツアーリ」
の称号を得るまでになります。
1480年、モンゴル勢力から完全な独立を遂げ
「タタールのくびき」からも解放されました。
このプロセス(詳細はカットします)は
我々も 生きていく参考になります。