徳島の阿波おどりの件
毎年120万人以上が訪れる徳島市の「阿波おどり」を主催する市観光協会。
累積赤字が4億3600万円まで膨らみ 破産手続きを市が徳島地裁に申し立てた
という報道がありました。
この観光協会は 今何かと問題のある公益社団法人です。
平成25年度~28年度における 阿波おどり事業の収益は
チケット収入が 1億8600万円~1億9600万円
広告・協賛金などの収益が 3400万円~4400万円
対する経費全般(主に演舞場の設置関係)が2億6600万円。
これに加え 徳島市からの補助金が7100万円(29年度)
さらに公益社団法人は 法人税免除等の税制優遇があります。
法人経営について偉そうなことは言えませんが これを見て
「なんでこんなに赤字が膨らんだんだ」
「民間企業なら一発退場だろ」
と私以外にも思う方は多いのではないでしょうか。
なにより心配なのは あれだけ盛り上がる阿波おどりの規模が縮小したり
しないかが心配です。(無くなりはしないと思いますが・・)
どうやら原因は
契約書や請求書が一部保管されなかったり 裏付け書類のないまま
支払いを行ったりと ずさんな経理にも問題があったようです。
「公益社団法人って これでやっていけるんなら羨ましいな」が
正直な私の感想です。
と同時に 今後潰れる公益社団法人も増えてくるだろうなとも思いました。